グーグルも活用するOKRでの企業・個人の成長

会社、そして現場個人に対して目標を持つことは重要です。
一方で、目標をかかげ、ワクワクしたけれど、3ヶ月後進捗を確認してみれば一向に進んでいないということが多く起こっています。

そこで用いられているのがOKR(目標と主要な結論)です。
実際にグーグルも創業当初からこれを実践し、飛躍的成長を遂げた理由の一つとして取り上げていますし、ユーチューブやその他多くの企業でも実践され、成果を上げています。

OKRとは、
O(目標):何を達成すべきか
KR(主要な結果):目標をどのように達成しつつあるかをモニタリングする基準
であり、OKRを立てることで、目の前のことに振り回されず、優先順位がつけられるため、目標達成の可能性が高まります。


OKR決める際の3つのポイントを説明していきます。
①フォーカスすること
誰しも時間は限られており、全てを行うことはできません。そのため、本当にやるべきことは何か。をポイントとして、主要な結果は5つ以下に絞ります。また、内容としては、これが完了すれば必ず目標は達成されるものでなくてはいけません。

②KRは具体的かつ測定可能であること
KRは具体的な期日と測定可能な項目であることが必須です。また、KRの進捗は四半期に一度振り返りを行っていきます。

我々は経験からは学習しない。経験を振り返ることで学習するのだ。」
振り返りとは、経験で得られた主要な教訓を統合し、抽象化し、言語化することです。

③アラインメントのあるものを立てること
企業経営の観点から見たときに、従業員個人としてのOKRが企業のOKRとアラインメント(日々の活動を組織のビジョンと結びつけること)していることがとても重要になります。
ただ、従業員のOKRを上意下達によって決めてしまっては、従業員の達成モチベーションは上がらず、成果としては低いものとなります。
なので、まず企業としてのOKRを全体に発信し、なぜそれを行うのかを説明しましょう。それを踏まえた上で従業員にOKRを立てさせることが重要です。
一方で、それだけではアラインメントが弱いことが多いため、上意下達で決めることも必要で、比率として半々が一番適切だと言われています。

上記3点を意識したOKRを立て、実践することによって、従業員は自分の仕事が会社全体の目標とどう繋がっているのかが明確になるため意欲的になり、組織全体として目指す目標、やるべきことの具体的な共通認識が持てるため、組織成長を加速させるのです。