時間を有用に使うための3つのこと

時間を有用に使うための3つのこと

 

①ノウハウは既にあるものから学ぶ

今の時代、下積みを長くという考え方は薄れてきました。

なぜなら、今はその学ぶべき本質的なノウハウが世の中にありふれています。以前はそれが手に入らなかったため、長年かけて学ぶ必要がありましたが、今では既に開発した技術やノウハウをわざわざ生み出そうとしているというように非常に非効率となります。

もちろんやらなければ身につかないこともあるため、一概には言えませんが、まず必要とするものを明確化し、既にそれは言語化されているものかを探すことが有効です。


②自分の代わりがいる限り、自分の価値は上がらない。

自分の代わりができる仕事を続けていく限り、自分の価値は上がりません。なので、自分にしか生み出せない価値は何か?どんな力を身につけていくべきか?を明確にし、そこに時間を割いていくことが重要です。また、それは一つの分野ではなく、多分野での力を持つほど価値は高まります。力をつける中での一つの指標として、1万時間を要するとそれは身につくと言われているため、具体的に1万時間の捻出の仕方を計画することが良いと言えます。


③24時間の使い方

時間は限られています。意味のないことに時間を割いているならば、割かなくてよくなる方法を考える。いかに自分がワクワクすることにできるだけ多くの時間を投資できるようにするか、日々の時間の中で一つひとつ見直していくことが重要です。ライブドアの堀江さんは、仕事においては1秒単位のスケジュールでこなしていますが、毎日19時以降になると自分の時間として2件、3件をはしごし、自分の楽しみのことに時間を使っています。これは、やるべきことに優先順位を付け、自分にしかできないことに時間を使い、それ以外はできるだけ自分を動かないアウトソーシングしているためです。

 

悪貨は良貨を駆逐するという言葉があるように、時間は有限で最も重要な中で、目の前のことに気を取られ、多くの方が有用な使い方ができていません。

 

上記3つを意識し、自分のための時間管理を行っていくことが、人生を楽しみ、自らに価値を持たせるものとして重要です。

 

グーグルも活用するOKRでの企業・個人の成長

会社、そして現場個人に対して目標を持つことは重要です。
一方で、目標をかかげ、ワクワクしたけれど、3ヶ月後進捗を確認してみれば一向に進んでいないということが多く起こっています。

そこで用いられているのがOKR(目標と主要な結論)です。
実際にグーグルも創業当初からこれを実践し、飛躍的成長を遂げた理由の一つとして取り上げていますし、ユーチューブやその他多くの企業でも実践され、成果を上げています。

OKRとは、
O(目標):何を達成すべきか
KR(主要な結果):目標をどのように達成しつつあるかをモニタリングする基準
であり、OKRを立てることで、目の前のことに振り回されず、優先順位がつけられるため、目標達成の可能性が高まります。


OKR決める際の3つのポイントを説明していきます。
①フォーカスすること
誰しも時間は限られており、全てを行うことはできません。そのため、本当にやるべきことは何か。をポイントとして、主要な結果は5つ以下に絞ります。また、内容としては、これが完了すれば必ず目標は達成されるものでなくてはいけません。

②KRは具体的かつ測定可能であること
KRは具体的な期日と測定可能な項目であることが必須です。また、KRの進捗は四半期に一度振り返りを行っていきます。

我々は経験からは学習しない。経験を振り返ることで学習するのだ。」
振り返りとは、経験で得られた主要な教訓を統合し、抽象化し、言語化することです。

③アラインメントのあるものを立てること
企業経営の観点から見たときに、従業員個人としてのOKRが企業のOKRとアラインメント(日々の活動を組織のビジョンと結びつけること)していることがとても重要になります。
ただ、従業員のOKRを上意下達によって決めてしまっては、従業員の達成モチベーションは上がらず、成果としては低いものとなります。
なので、まず企業としてのOKRを全体に発信し、なぜそれを行うのかを説明しましょう。それを踏まえた上で従業員にOKRを立てさせることが重要です。
一方で、それだけではアラインメントが弱いことが多いため、上意下達で決めることも必要で、比率として半々が一番適切だと言われています。

上記3点を意識したOKRを立て、実践することによって、従業員は自分の仕事が会社全体の目標とどう繋がっているのかが明確になるため意欲的になり、組織全体として目指す目標、やるべきことの具体的な共通認識が持てるため、組織成長を加速させるのです。